三陸鉄道リアス線の旅

 三陸鉄道リアス線は岩手県大船渡市の盛駅~久慈駅を結ぶ、三陸鉄道の鉄道路線の総称である。あの3月11日から時も経ちだいぶ復興はしたと思う。

 旧北リアス線+JR山田線+旧南リアス線が統合され三陸鉄道リアス線となった。2011年3月11日の東日本大震災で発生した津波の復興の結果だと思っている。

 三陸鉄道リアス線の魅力は車窓からの美しい景観であるが、心からの感動が欲しいならば手ごろな宿に泊まりゆっくり三陸の海と魚介類を楽しみたい。

 そこで三陸鉄道リアス線の旅を提唱したい。そして最期に訪れるのは浄土ヶ浜で極楽浄土に行けるよう祈ってほしい。

 ではルートであるが、新幹線で八戸へ出て八戸から久慈へ抜かうルートと、一ノ関まで新幹線で行き一ノ関から大船渡線で気仙沼⇒気仙沼から大船渡線BRTで盛(さかり)そこから三陸鉄道リアス線の旅を始めるか釜石にでるかの3択である。でも三陸線をしゃぶりつくす旅をするなら久慈⇔盛で行きたい。

久慈で泊まる

上野11:26はやぶさ21号⇒八戸14:13着⇒八戸14:25(八戸線久慈行き)⇒久慈16:09

時間に余裕があれば八戸観光をして八戸で一泊もありか。

盛(大船渡)で泊まる

モデルコースとして上野10:50発はやぶさ19号⇒一ノ関12:38⇒一ノ関12:46(大船渡線気仙沼行き)気仙沼14:10⇒気仙沼14:20⇒盛15:37

三陸リアス線で行きたい絶景スポット

 三陸リアス線の各駅から行ける?いや無理な所もあるが……。絶景・インスタ映えスポットをご紹介。

久慈駅

 三陸鉄道リアス線の北の玄関口、久慈駅。「琥珀」「やきもの」「海女」の町として有名です。連続テレビ小説『あまちゃん』のロケ地として一躍有名になったのでご存じの方も多いかと思います。

机浜番屋群

 机浜漁港の海岸から100mほど離れた、22棟の木造番屋。漁の拠点として作業場や漁具置き場、土間などの居住空間があります。
 昭和8年の三陸大津波後に建て直されましたが、再び平成23年3月11日の東日本大震災の大津波により流失して染みました。しかし現在は以前の面影を復元する形で再建されています。塩づくり体験や番屋漁師ガイド、番屋料理体験など各種体験観光の拠点となっています。

場所岩手県下閉伊郡田野畑村机142-3
営業時間9:00〜17:00
公式サイト体験村たのはた 番屋エコツーリズム

鵜の巣断崖(鵜の巣断崖展望台)

場所岩手県下閉伊郡田野畑村真木沢
アクセス島越駅⇒徒歩無理

 マリンブルーの美しい海と断崖絶壁が見れます。「鵜の巣断崖」の名前は、崖の中腹にウミウの巣があることに由来するそうです。

合わせていきたい⇒北山崎断崖クルーズ観光船

熊の鼻展望台

小さな展望台ではありますが、絶景を見ることのできる穴場スポットです。是非行ってみることをお勧めします。

場所岩手県下閉伊郡岩泉町小本茂師
アクセス三陸鉄道岩泉小本駅⇒徒歩10分

三王岩

場所岩手県宮古市田老青砂里
アクセス新田老駅⇒徒歩60分位

潮吹穴

場所岩手県宮古市崎鍬ヶ崎
アクセスバス:宮古-休暇村宮古⇒潮吹穴入口(お調べください)

浄土ヶ浜

場所岩手県日立浜町
アクセス宮古駅前 ⇒ 浄土ヶ浜ビジターセンター約15分

青の洞窟(八戸穴)

場所岩手県宮古市32
アクセス宮古駅⇒

本州最東端の碑

場所岩手県宮古市重茂
アクセス宮古駅⇒

龍泉洞

場所岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1番地1
アクセス盛岡駅発のJRバス東北(お問い合わせください)
営業時間10月~4月(8:30~17:00)
5月~9月(8:30~18:00)
公式サイト龍泉洞サイト

 日本三大鍾乳洞の一つ。洞内に住むコウモリとともに国の天然記念物。奥から湧き出る清水が数カ所に渡って深い地底湖を形成していて入口から直線的に伸びる神秘的な洞窟空間や、青い輝きを持つ地底湖が見どころです。昔は濡れる覚悟が必要だった。(30年以上前の話です)

蓬莱島

老い先短い年寄りならだれもが知っている「ひょっこりこひょうたん島」もモデルとなったらしい島。そういわれるとそんな気がしなくもありません。でもたぶん後付けると思います。そんなことを行ってはロマンがなくなってしまうので、やっぱり「ひょっこりこひょうたん島」です。波止場から蓬莱島までは防波堤を通って5分くらいで渡れます。

場所岩手県上閉伊郡大槌町赤浜
アクセス吉里吉里駅または大槌駅からタクシー。
徒歩だと40分以上

石應禅寺釜石大観音

場所岩手県釜石市大平町3丁目9-1
アクセス平田駅⇒徒歩60分以上

恋し浜駅

場所岩手県大船渡市三陸町綾里小石浜
アクセス恋し浜駅

盛駅から3駅の恋し浜駅もぜひ降りたいポイントです。

盛駅

番外:マニア向き

 大船渡市周辺には、この脚(すね)崎の他、首(こうべ)崎や死骨崎などちょっと気味の悪い名前がある。 これらは、朝廷側に対抗していた蝦夷の首長が戦いに敗れ、バラバラにされ海に流され、その身体の部分が流れ付いた先に、地名が付けられたと言われている。この脚(すね)崎は、名前の通り脚が流れついたらしい。どこも観光で行くには不向き。道も朽ちているようなので地図と体力で行ってほしい。