北海道&東日本パス(普通列車限定)

『北海道&東日本パス』の時期になると写真を撮りまくりに出かける筆者です。この時期『青春18切符』とも期間はかぶりますが、この『北海道&東日本パス』は7日間で11,330円、1日あたりたったの1,619円でJR東日本とJR北海道の普通列車、快速列車、BRTなどが乗り放題になる切符です。

【2024年春・夏・冬】北海道&東日本パスの発売期間と利用期間・料金

夏季発売期間2024年6月20日~2024年9月24日
夏季利用期間2024年7月1日~2024年9月30日

『北海道&東日本パス』の利用期間は以上のようになっています。大人用が11,330円、そして青春18切符にはない子供料金の設定がありなんと5,660円です。

北海道&東日本パスの対象範囲・エリア

『北海道&東日本パス』は北海道エリア・東日本エリアともに、JRの普通列車、快速列車全線に乗車できます。さらにJR東日本ではBRTにも乗車できます。
※BRT(バス・ラピッド・トランジット(バス高速輸送システム)の略)JRが運営するBRTは気仙沼線BRT、大船渡線BRTの2路線です。
詳しくはJR東日本のサイト参照:気仙沼線BRT・大船渡線BRT(バス高速輸送システム)

函館~五稜郭間は道南いさりび鉄道も乗り入れていますが、北海道&東日本パスでも乗車可能です。
ただし、木古内~五稜郭間は別途、料金を支払う必要があります。

青森~北海道間を鉄道で移動する場合は、北海道新幹線の特定特急券が必要です。

茂市~岩泉間ではJRが管轄するバスが運行されていますが、北海道&東日本パスでは乗車できません。通常通り運賃を支払う必要があります。

宮古駅~釜石駅間はJR山田線から三陸鉄道リアス線に移管されたため、北海道&東日本パスでは乗車できません。

JR以外の電車にも乗車可能

青い森鉄道
IGRいわて銀河鉄道
北越急行

青春18きっぷの場合はIGRいわて銀河鉄道には乗れません。青い森鉄道に乗車する場合は、条件が付きます。

青い森鉄道の青森~八戸間で下車せず、通過利用だけする場合
青い森鉄道の青森~野辺地間で下車せず、通過利用だけする場合
青い森鉄道の八戸~野辺地間で下車せず、通過利用だけする場合

この場合以外ですと通常料金が必要になります。『北海道&東日本パス』なら利用可能です。

つぎの区間内であれば、『北海道&東日本パス』で普通車自由席に乗車可能です。

奥羽本線:青森駅~新青森駅間
石勝線:新夕張駅~新得駅間

現在、2016年の北海道新幹線開業とともに在来線の旅客運行はなくなり、本州~北海道間は新幹線のみの営業となっています。それ以前は「特急白鳥」・「急行はまなす」など、本州~北海道を結ぶ特急や急行などが数多く走っていましたが、現在は本州から北海道に渡るにはJRの利用の場合は北海道新幹線を利用するしかありません。新幹線開通により不便になってしまいました。

『北海道&東日本パス』では通常新幹線に乗れませんが、特定特急券を利用すれば可能です。『北海道&東日本パス』に加えて特定特急券を追加購入することにより、北海道新幹線の新青森~新函館北斗間が利用できます。しかし特定特急券を購入すると片道4,000円、往復で8,000円もかかってしまいます😂、『お得な切符』のお得のメリットがなくなってしまいます。ですので現在『北海道&東日本パス』は北海道エリア、またはJR東日本エリアのどちらかのエリアで利用できる切符だと思っています。

北海道エリアから東日本エリア、または東日本エリアから北海道エリアの行き来はフェリーか飛行機を使うのがいいかと思います。でも一度くらいは新幹線体験もいいかもしれません。

お得な切符を券売機で購入する

このようなお得な切符も今は券売機で購入する時代です。みどりの窓口も数が少なくなり、駅の窓口も混んでいることが多いので、券売機で購入するようにしましょう。お得な切符の場合は購入できる券売機も限られているので画像付きで解説いたします。

券売機での購入は早朝や夜の比較的すいている時間に購入することをお勧めします。

北海道&東日本パス VS 青春18切符

どちらもほぼ同時期に利用できるJRのお得な切符ですがどのような違いがあるのでしょうか。

北海道&東日本パス青春18きっぷ
フリーエリア
(JR線)
JR北海道・JR東日本JR全線
フリーエリア
(三セク)
青い森鉄道
IGRいわて銀河鉄道
北越急行
一部の通過利用を除きなし
利用期間3/1~4/22
7/1~9/30
12/10~1/10
3/1~4/10
7/20~9/10
12/10~1/10
有効期間連続する7日間5回分
(連続使用でなくても可)
価 格大人11,330円
小児5,660円
12,050円
(小児用なし)
北海道新幹線新青森~新函館北斗内の
相互発着(特定特急券)
4,000円 ※
北海道新幹線オプション券
(奥津軽いまべつ~木古内)
2,490円
同時に複数人利用不可可能(同一区間に限る)

※ 新青森~新函館北斗間の特定特急券の価格、奥津軽いまべつ・木古内を含め北海道新幹線内相互発着の特定特急券を利用可能。

 7日間連続した休みが取れて、JR東日本区間またはJR北海道区間をのんびり旅するなら「北海道&東日本パス」一択です。